主な共演邦人アーティスト



国府弘子(ピアノ)
  国立音楽大学ピアノ科 三富二葉教授に師事。在学中にジャズに目覚め卒業後単身でニューヨークに渡る。バリーハリスに師事。1987年ビクターJVCレーベルと契約。以後約一年に約一枚のペースでアルバムをリリース。ピアノと作曲両面で、クラシックからジャズ、ブラジル音楽やラテンまで、一つのジャンルにこだわらないマルチな取り組みで独自の国府ワールドを確立し、またその気さくで陽気な人柄と暖かなステージで全国に幅広いファンを持つ。最近では日本全国のみならず海外での演奏活動も盛んで、1992年のアジア・ツアー他、2001年5月のヨーロッパツアー、2002年9月のアジアツアー、2003年は日本ASEAN交流記念イベントとして二年連続でのラオス公演も好評を博す。また国内外の一流アーティストとの共演も数多く、その確かな音楽性で積極的にコラボレーションを重ねる。また最近の活動としては、入間市文化創造施設AMIGOの音楽アドバイザーとして、音楽教育だけでなく感性、体験、感覚を大切にしたワークショップなどにも積極的に開催、市民団体や高校生とのジョイント、音楽学校の講師や遠隔システムを利用してのピアノレッスン、学校での鑑賞会、市民団体のアドバイザー、他アーティストへの作品の提供など音楽活動の幅を広げる一方、雑誌への連載執筆など音楽界のスーパーレディぶりを存分に発揮している。2004年秋はニューヨーク録音によるアルバム「New York Uncovered」を発表。Christian McBride(Bass)とMino Cinelu(ds & Perc)を招き、初めてのスタンダードアルバムともいえる一期一会のピアノトリオ作となった。音大卒業後に単身渡米した1年間のジャズ修業の日々を送ったというニューヨークでの、この記念すべきスペシャルセッション。2006年3月までレギュラー出演したNHK「BSふれあいホール」では、ウィットに富んだ司会進行とピアノ演奏で大好評を博し、2007年3月までは優しい語りと音楽のセレクション、NHK FM「ジャズ・トゥナイト」が好評を博した。現在「月刊ピアノ」「ジャズライフ」「ピアノの本」などでセミナー、エッセイを連載執筆中。アルバムデビュー20周年を迎える2007年は9月末に20枚目になるニューアルバムのリリースとシーズンベスト「オータム・コレクション」の同時リリースを予定、11月9日には東京国際フォーラムCにて、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を率いてシンフォニックジャズに初挑戦。2007年春と初夏にはヤマハミュージックメディアよりジャズライフでの連載をまとめ加筆した「国府弘子のエンジョイ・ジャズピアノ〜ジャズの魔法使い」シリーズを二冊刊行。

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http://blog.livedoor.jp/hiroko_kokubu/



広 瀬 悦 子 (ピアノ)

1999年、マルタ・アルゲリッチ国際コンクール優勝。その後、日本、フランス、アルゼンチン、ポーラン ド、イタリアなどでリサイタルを開催。パリ・ショパン・フェスティヴァル、ノーアン音楽祭、 別府アルゲリッチ音楽祭、ドゥシニキ音楽祭、台北アルゲリッチ音楽祭に出演。2001年イタリアにてリサイタル・ツアーを行う。 これまでにバイエルン放送交響楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団、アルゼンチン国立管弦楽団、トリノ国立管弦楽団、 バーゼル・コレギウム管弦楽団、NHK交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団など内外のオーケス トラと共演。彩の国さいたま芸術劇場「ピアニスト100」に選ばれて出演。また2003年5月にサントリーホールで行われた別府アルゲリッチ音楽祭室内楽 コンサートでただ一人ソロを任されたほか、ミッシャ・マイスキー、セルゲイ・ナカリャコフらと共演。これまでにピアノを星洋子、中島和彦、中沖玲子、 ジェルメーヌ・ムニエ、ブルーノ・リグット、 中村紘子の各氏に、室内楽をジャン・ムイエール、クリスチャン・イヴァルディの各氏に師事。





三 舩 優 子 (ピアノ)

幼少の頃からニューヨークに育ち、ジェローム・ローエンタール氏に師事。帰国後、井口秋子、奥村洋子、安川 加寿子の各氏に師事する。1988年桐朋学園大学在学中、第57回日本音楽コンクール第1位 。 翌年同大学を首席で卒業。その後国内各地で活動開始。 1990年には文化庁の派遣でジュリアード音楽院に留学、マーティン・キャニン氏に師事、室内楽をサミュエル ・サンダース氏に師事。 1991年にロス・アンジェルスにてアメリカデビューを果 たし、L.A.Timesにて絶賛を受ける。 同年10月、フリーナ・アワーバック国際ピアノコンクールで優勝。カーネギーホール、リンカーンセンターなど でリサイタルを行い、ラジオ局WQXRにて全米放送される。 1992年5月、ジュリアード・ソリストオーディションに優勝。 同年9月帰国し、本格的に日本での演奏活動を再開、リサイタルはもとより、国内外の主要オーケストラとも共 演を重ねる。 1996年にはモスクワ交響楽団とモスクワ及び全国ツアーに同行、翌年サンクトペテルブルグ交響楽団ともツア ーにて協演。 2001年には韓国にてソウル国際音楽祭に出演、2007年夏にはニュージーランド・ツアーも成功させる。 これまでに、「リスト・巡礼の年 第2年イタリア」、「メフィストワルツ」、「ラプソディー・イン・ブルー」 (BMGファンハウス)、「ウイングド」(キングレコード)をリリース、いずれも好評を博した。 1995年より5年間に亘りFM横浜のパーソナリティーとしても活躍、リスナーに高い人気を集めた。 2003年4月からはNHK-BS2 「週刊ブックレビュー」の司会としても活躍中。 既存の枠に収まらない、音色の美しさとスケールの大きな力強い演奏でつねに聴衆を虜にし、古典から現代音楽 に至るそのレパートリーの幅広さにも定評がある。
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