奥 村 愛 (ヴァイオリン)
4歳よりヴァイオリンを始める。7歳までアムステルダムに在住。第48回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位入賞。1996年10月、サントリーホール10周年記念事業「ヨーヨー・マ1996かけ橋」に出演。1997年、多摩フレッシュ音楽コンクール’97にて、第2位入賞。第1回スーパー・クラシック・オーディション、ヴァイオリン部門第1位、全部門決勝大会準グランプリ受賞。第68回日本音楽コンクール、ヴァイオリン部門第2位入賞。フランス、クールシュベール音楽祭にてラジオ・フランス主催のコンサートに出演し、またポーランド国立クラクフ室内管弦楽団と共演。読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、九州交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団をはじめとするオーケストラとの共演や、サイトウ・キネン・フェスティバル等の音楽祭に出演。桐朋学園大学ディプロマコースで学ぶ。これまでに、辰巳明子氏に師事。またアイザック・スターン、オーギュスタン・デュメイ、ジョルジュ・パウク、イツァーク・パールマン等の公開レッスンを受講している。2001年12月には東京・トッパンホールにて初めてのソロ・リサイタルを開催、また2002年1月にはイルジ・ビエロフラーヴェク指揮プラハ・フィルハーモニー管弦楽団と共演するほか、2004年12月にはパトリック・ガロワ指揮シンフォニア・フィンランディアの日本ツアーにソリストとして参加する。お話を交えたリサイタルを多くこなすほか、マタニティコンサートやワークショップも積極的に展開し、CD録音、TV、CM等多彩な活躍で注目されている。
http://www.geocities.jp/musicaprimo/
漆 原 啓 子 (ヴァイオリン)
1981年、ヴィエニアフスキ国際コンクールにおいて、最年少18歳で日本人初の第一位優勝、併せて6つの副賞も獲得する。82年、東京芸術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始、この年ポーランドへ招かれ演奏会、テレビ出演を行い大成功をおさめる。’85年には「プラハの春」国際音楽祭に招かれる。86年、前年結成したハレー・ストリング・クァルテットが第21回民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斉藤秀雄賞を受賞。87年、ドイツ各地への演奏旅行を行い、91年、日本フィルのヨーロッパ公演、96年大阪センチュリー交響楽団のアジア・ツァーのソリストに抜擢され、絶賛を博した。ヤン・パネンカ、ヨーヨー・マとの共演の他、上村昇、迫昭嘉とのピアノ・トリオ、ハレー・ストリング・クァルテットなど室内楽でも活躍している。CDは5枚を数え、ヤン・パネンカの共演を得たブラームスのソナタ集は「音楽の友」特選盤、「レコード芸術」準推薦盤に選ばれている。これまでにサンクトペテルブルグ交響楽団(ドミトリエフ指揮)、ウィーン放送交響楽団(シフ指揮)、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団、モスクワ・ヴィルトーゾ室内オケ(スピヴァコフ指揮)、ハンガリー国立交響楽団(ルカーチ指揮)、スロヴァキア・フィル(ビエロフラーベク指揮)等と共演。
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http://www.keiko-uru.com/
佐 份 利 恭 子(ヴァイオリン)
5歳よりヴァイオリンを始める。木村和代、東儀祐二の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽部に入学。江藤俊哉氏に師事。第55回日本音楽コンクール・ヴァイオリン部門第2位、黒柳賞を受賞。卒業生を代表して皇居内桃華楽堂にて御前演奏をする。DAAD(ドイツ学術交流会)給費留学生としてケルン音楽大学に留学し、サシュコ・ガブリロフ氏に師事。その後、ウィーン市立音楽院にてアレクサンダー・アレンコフ氏に師事。マリア・カナルス国際コンクール第3位、ルジェロ・リッチ・コンクール特別賞受賞。帰国後はソロ、室内楽を中心に、ソリストとして日本フィル、群響等のオーケストラとの協演やNHK-FMへ出演する他、オーケストラのゲスト・コンサートマスターを務める等、各地で活発な演奏活動を行っている。1997年度青山音楽賞受賞。今花ひらく香り高いヴァイオリンの才媛として大きな注目を集めている。ジャパン・チェンバー・オーケストラ、ストリング・アンサンブル・ヴェガ、トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズ、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとしても活躍中。
鈴 木 理 恵 子 (ヴァイオリン)
桐朋学園大学卒業後、23歳で新日本フィルハーモニー交響楽団副コンサートミストレスに就任。インディアナ大学では名教授J.ギンゴールド氏に師事。帰国後は、全国各地でのリサイタルをはじめ、ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団を始めとする主要オーケストラと共演、また、霧島、倉敷、北九州響フェスティバル、木曽福島音楽祭等に出演。これまでにゲスト・アーティストとしてフランス、ニース音楽祭、アメリカ・アンカレッジフェスティバル等に招かれ、J.J.カントロフ、J.ルヴィエ、A.マリオン等世界のトップアーティストと共演している。1996年ポニー・キャニオンよりヴィヴァルディの「四季」(共演チェコ・フィルハーモニー室内合奏団)をCDリリース。
1997年新日フィル退団後はソリスト、室内楽奏者として多岐 に渡り活躍している。 1998年~1999年はスウェーデン・マルメ市立歌劇場の客演コンサートマスターとしても定期的に招かれる。1999年6月ビクターエンタテインメントより小品集「夏の夜の夢」をCDリリース。また、神奈川県立音楽堂レジデンシャルアーテ
イストTrio du Mondeのメンバーとしての計4回の公演を行う他、彩の国さいたま芸術劇場のレジデンスカルテット「さいたまアーツシアターカルテット」のメンバーとしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲に取り組み、好評を得る。既成概念にとらわれず、邦楽器との共演や映画のサウンドトラックへの参加など他分野の芸術家とのコラボレーションも積極的に行っており、ヴァイオリンという楽器の新境地を拓くその活動は各方面から注目を集めている。2002年9月にビクターエンタテインメントより発売されたニューアルバム「from
the orient」は各方面から注目を集め、レコード芸術誌上でも「準特選盤」となった。2006年6月にはWonderland Recordsより、久石譲が全面プロデュースしたソロアルバム「ウィンター・ガーデン」が発売された。既成概念にとらわれず、邦楽器との共演や映画のサウンドトラックへの参加など、他分野の芸術家とのコラボレーションも積極的に行っており、ヴァイオリンという楽器の新境地を拓くその活動は各方面から注目を集めている。 現在、ソリスト、室内楽奏者として、また読売日本交響楽団の客員コンサートマスターとしても活躍。近年はアジアに、より強い視線を向け、音楽による国際交流を続けている。また、2005年より開始した高平氏とのデュオは、各地で高い評価を得ている。
http://peace-music-rieko.jp/
千 住 真 理 子 (ヴァイオリン)
2歳半より鷲見三郎氏に、11歳より江藤俊哉氏に師事。1973年全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位優勝。1975年第1回「若い芽のコンサート」でN響と共演し12歳でデビュー。1977年第46回日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。1981年第26回パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。1985年慶応義塾大学文学部哲学科卒業後、指揮者ジュゼッペ・シノーポリに認められ、1987年フィルハーモニア管弦楽団定期演奏会でロンドンデビュー、88年サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団定期演奏会でローマデビュー。1986年ビクターと専属契約を結び、年1枚のペースで協奏曲やソロのCDを発売し、数々のヒット賞を受賞。1986~1988年NHK大型報道番組「世界は今」で磯村尚徳氏と共にキャスターを務め話題となる。1990年より毎年定期的に、自身のプロデュースによるコンチェルトリサイタルを開催し、91年「モーツァルト没後200年記念協奏曲全曲演奏会」、93年「文化庁芸術祭参加・イザイ無伴奏ソナタ全曲演奏会」などで、大成功をおさめている。1995年デビュー20周年を迎え、「ソロの響き」と題する自身プロデュースシリーズを開催し、バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲とイザイ無伴奏ソナタ全曲を演奏し絶賛を博す。また、文化庁芸術祭参加の「バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲」、96年には「パガニーニ:24のカプリース全曲」を一夜で演奏するなど、日本各地やロンドン、プラハでも記念演奏会を行う一方、国際交流基金による文化大使派遣演奏会としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行い、音楽による国際親善を努めた。また20周年を機に自身主催による全額チャリティコンサート活動を精力的に行っている等、社会活動にも関心を寄せている。著書に「ふだん着でトーク」「生命が音になるとき」がある。一方、日本音響学会に属し、橘秀樹教授(東京大学生産技術研究所)のもとで、ステージ音響の研究に参加、論文発表や講演会も精力的に行っている。1993年文化庁「芸術作品賞」をイザイのCDに対して受賞。1994年度村松賞受賞。1995年モービル音楽賞奨励賞受賞。「御殿場国際フェスティバル」音楽監督に就任、1997年4月、全米でCD「パガニーニ:24のカプリース」を発売。1997年9月、11枚目のCD「美しきロスマリン」を発売。1999年カーネギーホールのリサイタルホールにてソロリサイタルを開き大成功を収める。NHK-TVでは98年99年と司会を務める。2000年度にデビュー25周年を迎え、記念コンサートやCD DVDを発売。2001年 NHK朝の連続テレビ小説「ほんまもん」の音楽を兄の千住明氏が担当、千住真理子が演奏し、全国で注目を浴びる。2002年秋、幻の名器ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし話題になる。2005年はデビュー30周年を迎え、全国でベルリン室内管弦楽団と共演。また記念アルバム『バッハ
バイオリン協奏曲全曲集・愛のコンチェルト』発売。2006年2月にはドイツ・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演した。2007年2月~3月にはスロヴァキア室内オーケストラ、および小林研一郎率いるオランダ・アーネム・フィルハーモニー管弦楽団と全国でツアーを行ない、好評を博した。
http://www.marikosenju.com/ja/
高嶋ちさ子(ヴァイオリン)
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東京都出身。6歳からヴァイオリンを始め、これまでに徳永二男、江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールの各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科、同大学を経て、91年イェール大学音楽学部大学院に奨学生として入学。在学中にノーフォーク音楽祭、サラソタ音楽祭、バンフ音楽祭、PMF等に奨学生として参加。同大学院修士課程アーティスト・ディプロマコースを卒業。94年マイケル・ティルソン・トーマス率いるマイアミのオーケストラ、ニュー・ワールド・シンフォニー(NWS)に入団。南米、イスラエル、モナコなどのツアーに参加。96年同オーケストラのメンバーとジャズグループを結成、マイアミでの演奏は地元の新聞、ラジオでも取り上げられ好評を博す。97年NWSコンチェルトコンペティションに入賞し、オーケストラと共演をする。一方、日本では95年5月にCDデビュー。97年3月本拠地を日本に移し、音楽活動を始める。これまでにフジテレビの軽部真一アナウンサーとの共同プロデュースによるシリーズコンサート「ギンザめざましクラシックス」(97年9月から開催、05年秋通算100公演突破)や、コンポーザーピアニスト加羽沢美濃と組んだ「CHISA&MINOカジュアルクラシックス」、そしてチェロを加えたトリオ編成による「ハートフルコンサート」など多様な演奏形態をとりながらも、あくまでもアコースティックな音色にこだわり、年間100本以上という異例なまでの数のコンサート・イベントを開催。全国各地で数多くの観客を集め新たなクラシックファンを獲得している。また、演奏活動を中心としながらも、テレビ番組での司会やレポーター、ラジオ番組のDJなど、そのキャラクターは各方面で評価され、活動の場は更に拡がりを見せている。現在、NHK大阪「ぐるっと関西プラス」司会とFM愛知「GENTLE
WIND」のパーソナリティーを務めている。愛用器:ストラディバリウス1736年製(愛称:ルーシー)
http://www.j-two.co.jp/chisako/
http://ameblo.jp/chisako-takashima/ |
戸 田 弥 生(ヴァイオリン)
4歳よりヴァイオリンとピアノを始める。1985年第54回目本音楽コンクール第1位。桐朋学園大学音楽科を首席で卒業し、1992年よりアムステルダムのスェーリンク音楽院に留学して研鑚を積む。1993年、エリーザベト王妃国際音楽コンクールに優勝して一躍注目を集め、以来本格的な活動に入る。その後ニューヨーク・チェンバー・オーケストラ、モスクワ・フィルハーモニー、プラハ・チェンバー・オーケストラ、オランダ・レジデンティ管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、ボン・ベートーヴェン・ハレ管弦楽団、北オランダ・フィルハーモニー、セント・マーティン・アカデミー管弦楽団、ベルガモ室内オーケストラおよび日本の数多くのオーケストラにソリストとして、そして1998年10月には、ドイツ・カンマー・フィルハーモニーとブレーメンと東京で招かれ、共演している.他にも小澤征爾、ユーリー・シモノフ、シュロモ・ミンツ、ジャン・ジャック・カントロフ、アレキサンダー・シュナイダー、スタニスラフ・ブーニン、ジャン・フルネ、ギャリー・ベルティーニ、マル夕・アルゲリッチらと共演した。1996年にはニューヨークのジュリアード音楽院より“ディレイ・スカラシップ”を受け、1年間在籍。1997年ニューヨーク・デビューを果たし絶賛を受ける。また、オランダの作曲家Tristan
Keuris(1946-1996)から「ヴァイオリン協奏曲第2番(1995)」を献呈され、アムステルダム・コンセルトヘポウにて初演。1999年4月にはミラノにてアレクサンドル・ラビノヴィチのヴァイオリン協奏曲を初演した。同年10月、日本フィルハーモニー交響楽団のオランダ・ツアーに同行しブラームスの二重協奏曲を共演した。同年12月、カーネギー・リサイタル・ホールにて「Yayoi
and
friends」で室内楽を中心としたリサイタルを行った。これまてに江藤俊哉氏、へルマン・クレバース氏、シャルル・アンドレ・リナール氏、ドロシー・ディレイ氏、他に師事。1994年、第4回出光音楽賞を受賞。2005年、日本音楽コンクールヴァイオリン部門審査員、 また、ベルギーで行われたエリーザベト王妃国際音楽コンクールのヴァイオン部門にて審査員を務める。
2004年5月にはオクタヴィアレコードより「イザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(全曲)」をリリースしている。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与されている1740年製ピエトロ・グァルネリ。2006年度より、同志社女子大学音楽学部非常勤講師。
http://www.ayui.jp/yayoi-toda/
中澤きみ子(ヴァイオリン)
鈴木鎮一、海野義雄の各氏に師事。新潟大学卒業後、ザルツブルク、モーツァルテウム音楽院にてL・デ・バルビエリ氏に師事し、同音学院を最優秀で修了する。同音楽院コンクール第1位。その後、ロンドンを始めヨーロッパ各地、アメリカ、中国、メキシコなどでリサイタル、コンチェルトなどのソロおよび室内楽の活動を始める。
1992年、中国北京文化庁の招聘により、日中国交20周年記念行事に参加。北京中央楽団とベートーヴェンのコンチェルトを共演。 1999年にはノーベル賞受賞で著名なドイツ・フンボルト財団の招聘により、ボンのベートーヴェンホール他、各地でリサイタルを開催し、絶賛された。
1991年よりウィーンの仲間たちと「アンサンブル・ウィーン東京」を結成。内外で高い評価を受け、さら1995年には、ベルリン・フィルの首席奏者を中心とした「インターナショナル・ソロイスツ・カルテット」のメンバーとして、オーストリア、ドイツ、ポルトガルなどの音楽祭に出演するなど、ヨーロッパ各地で活躍している。
2000年には文化庁芸術家海外派遣員としてオーストリア・ウィーンに留学。2002年カーネギーホールにおけるコンサートにソリストとして出演、高評を博す。これまでに、ウィーン室内管弦楽団、ヴィルティオーゾ・オーケストラ(ロンドン)、東京フィルハーモ二ー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、テレマン室内管弦楽団などと共演。
2006年モーツァルト・イヤーは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン響などの世界トップクラスのオーケストラの首席奏者で編成され、毎年大きな話題を呼んでいるスーパーワールドオーケストラ全国ツァーにフィリップ・アントルモン指揮のもとソリストとして共演。 多くの演奏活動のかたわら、数多くのコンクールの審査員を務め、また後進の指導にも当たり、次代を担う若手ヴァイオリニストの育成にも力を入れている。
http://www.kimiko-vn.net/
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二 村 英 仁 (ヴァイオリン)
1970年東京に生まれる。4歳よりヴァイオリンを学ぶ。6歳より海野義雄氏にその才能を認められ、9歳より6年間の毎夏、ジュリアード音楽院ドロシー・ディレー教授より薫陶を受けた。また11歳の時には、ニューヨークに於いて名指揮者故ユージン・オーマンディに激賞され、その将来を嘱望されたという伝説が残る。東京芸術大学付属高校、東京芸術大学卒業。海野義雄、沢和樹、田中千香士の各氏に師事。現在は江藤俊哉氏に学ぶ。国内外の国際音楽コンクールの受賞暦も豊かであり、1995年日本国際音楽コンクール第一位、同時に高円宮賞、KDD賞、日本人作品最優秀演奏賞、1996年出光音楽賞など、華やかな受賞経歴を持つ。1996年より海外を中心に演奏活動に入る。モスクワ音楽院大ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、サンクトペテルブルグ大ホールなど重要なホールでの演奏においても大成功をおさめてきた。その一方で、音楽による社会奉仕活動を積極的に行い、その活躍ぶりはユネスコ(UNESCO)が注目するところとなり、1998年10月、日本人として初のユネスコ平和芸術家に任命される。国内外での演奏の他、世界の才能ある若い演奏家を日本に紹介する事業にも力を入れている。今後、音楽を通じて若い世代へ「平和」の意義を説く使命を自任する若く秀でた音楽家である。
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篠 崎 友 美 (ヴィオラ)
桐朋女子高校音楽科を経て1991年桐朋学園大学入学。ながのアスペン音楽祭に参加し、全額奨学金を得て米国アスペン音楽祭に参加。1992年東京国際音楽コンクール室内楽部門において「斎藤秀雄賞」受賞。1994年ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクールにてコンクール特別賞受賞。1995年桐朋学園大学を首席で卒業。1997年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位。在学中より桐朋学園オーケストラとコンチェルトを協演する他、倉敷音楽祭、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、サイトウキネンオーケストラ、サントリーホール、フェスティバルソロイスツ等に出演。室内楽ではJTアートホール室内楽シリーズ、八ヶ岳高原音楽祭等に出演している。またNHK-FMリサイタルにも出演。現在、紀尾井シンフォニエッタ東京、ジャパンチェンバーオーケストラ、ストリングオーケストラ「響」等のメンバーとして活動している。1997年ストリングクァルテットArcoを結成、各地で演奏活動を行っている。 現在は新日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者を務める傍ら、紀尾井シンフォニエッタ東京、ジャパン・チェンバー・オーケストラ、ストリングアンサンブル・ヴェガ、サイトウキネンオーケストラ等のメンバーとしても活躍している。
松 実 健 太 (ヴィオラ)
1969年名古屋市生れ。桐朋学園大学在学中に英国王立音楽院に留学。 1992年に王立音楽院大学院(ディプロマ)ヴァイオリン科を首席で卒業。 在学中に恩師ジョン・ホワイト教授に出会い、本格的にヴィオラを始める。
1993年に王立音楽院学長に就任した世界的なチェリスト、リンハレル氏に認められ、 イギリス・バース音楽祭など様々なコンサートで室内楽を共演した。
1994年第9回イギリス・ターンブリッジウェルズ国際コンクール弦楽部門で優勝。 第5回ライオネル・ターティス国際ヴィオラコンクール(イギリス)で第二位と特別賞を受賞。
同年王立音楽院ヴィオラ研究科を修了し、帰国後、日本演奏連盟主催のリサイタルを開くなど ソロ活動のほか国内外で室内楽奏者としても活躍中。2001年英国王立音楽院より「Hon.ARAM」(名誉王立音楽院準メンバー)を授与された。特に美しい音と伸びやかな音楽性に
評判が高く、今後益々の活躍が期待されている。2000年セイコーエプソンからソロアルバムをリリース、続いて、≪マイ・バッハ・プラスワン≫を、2003年5月初めてのヴァイオリンソロ・アルバム、≪通りゃんせ~日本のメロディー≫をリリース、いずれも好評を得ている。大阪相愛大学で後進の指導にもあたっている。
http://www.try-angle.co.jp/~matsumi/
新倉 瞳(チェロ)
1985年生まれ。
8歳よりチェロを始める。当時ドイツにて、ヤン・ヴィミスリッキー氏に師事。11歳で帰国後、毛利伯郎氏に師事。室内楽を、毛利伯郎氏、原田幸一郎氏に師事。IMA音楽賞受賞。アスペン音楽祭に奨学生として参加。宮崎国際音楽祭、鎌倉芸術館ゾリステン、プロジェクトQなどに出演。2006年8月、東芝EMI(現「EMI
Music
Japan」)よりアルバム「鳥の歌」をリリース。同年、12月に紀尾井ホールにてデビュー。2007年12月、タイ・バンコクにて文化庁認定事業「日タイ修好120周年記念コンサート」にソロ・チェリストとして出演。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に出演。2008年12月2ndアルバム「トロイメライ」をEMI
Music Japanよりリリース。2009年8月第5回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門にて第1位。10月28日EMI Music
Japanより3rdアルバム発売。桐朋学園大学研究科において堤剛氏に師事。
2010年9月よりバーゼル音楽院ソリストコースに入学、トーマス・デメンガ氏に師事。
http://www.hitominiikura.com/
長 谷 川 陽 子 (チェロ)
9歳から桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」で井上頼豊氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科に入学の15歳の時、第54回日本音楽コンクール第2位入賞。1988年小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団と協奏曲デビューを飾る。その後<第3回アリオン賞、審査員奨励賞><松村賞><霧島国際音楽祭賞>を次々に受賞。ビクターよりデビューアルバム『珠玉のチェロ名曲集』をリリース。クラシック・ヒット・チャート第1位にランクされ注目を集める。シノーポリのソリスト・オーディションに最年少にて合格。89年よりフィンランドのシベリウス・アカデミーに留学しアルト・ノラス氏に師事。92年主席で卒業後帰国。以降もフィルハーモニア管、フランス国立放送フィル、モスクワ・フィル、ウィーンコンツェルトフェライン室内管弦楽団、N響、東響、日フィルなど内外のオーケストラと共演を重ねる。99年の12作目のCD『バッハ無伴奏チェロ組曲』はレコード芸術特選盤。2001年チェロとアコーディオン版の「展覧会の絵」もレコード芸術特選盤となるなど、常に話題のCDを発表しつづけ、最新の“日本の歌「初恋」”を含めて合計18枚のアルバムがビクターエンタテインメントからリリースされている。2004年11月にはプラハ交響楽団の定期公演に出演し、2005年はフランス・ナントの音楽祭に参加する。また、プラハ交響楽団の来日ツアーに同行したり、パスカル・ロジェ/小林美恵とのピアノ・トリオの公演が予定されるなど、更なる飛躍が期待される注目のチェリストである。
http://yoko-hasegawa.com/
山 本 祐 ノ 介 (チェロ)
1963年東京生まれ。両親ともに作曲家(山本直純、岡本正美)の家庭に生まれ、ピアノ、チェロ、作曲、指揮を学ぶ。東京芸術大学付属高校を経て、同大学入学。1988年同大学院を修了。チェロを堀江泰、H.シャピロ、他の各氏に師事。東京芸術大学管楽研究部講師、同附属高校室内楽科講師、ハレーストリングクァルテットのチェロ奏者、東京交響楽団首席チェロ奏者などを経て、現在ソロチェリスト及び、指揮者として活躍中。第21回民音室内楽コンクール第1位入賞。これまでに各地でリサイタルを行うほか、東京交響楽団をはじめ多くのオーケストラと協演、いずれも好評を博す。また、「オーケストラがやって来た」、「題名のない音楽会」などのテレビ番組へのゲスト出演も多数。1995年からは、サントリー小ホールに於いて、バッハの無伴奏組曲全曲、ベートーヴェンおよびブラームスのソナタ全曲を含む古今の名曲を組み込んだ意欲的なプログラムで6回にわたるリサイタルシリーズを行った。ソロ、室内楽、オーケストラと幅広い演奏活動のすべてにおいて、キャラクターを生かした表情豊かな演奏が、話題を呼んでいる。
http://yuno.jp/
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