足 立 さ つ き (ソプラノ)
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ第30期修了。二期会会員。1986年第3回ニッカ椿姫新人賞第1位を受賞。1987年「椿姫」のヴィオレッタ役でオペラ・デビュー。以後、「こうもり」のアデーレ、「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテル、「メリー・ウィドウ」のヴァランシェンヌ、「フィガロの結婚」のスザンナなどを演じ、清冽な声と華のある舞台姿でいずれも好評を博している。また、「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」などのミュージカルや、東芝日曜劇場「冬の歌声(アリア)」のテレビ・ドラマのヒロイン役もこなし、ジャンルにとらわれない幅広い活動を行っている。
1991年より文化庁派遣研修員として、ミラノへ2年間国費留学を行い、ミラノ音楽院にてカルラ・ヴァンニーニ、アルベルト・ソレジーナの各氏に師事。この期間に「ボルツァーノ音楽祭」でフォーレ「レクイエム」を、翌年にはカール・オルフ「カルミナ・ブラーナ」を、またウィーン・フィルのメンバーと共演し好評を得ている。
1992年村松賞を受賞。帰国後の1994年にはウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラとの全国公演にソリストとして参加し、絶賛を浴びる。1996年12月31日ー翌1997年1月1日の両日、ザルツブルグ・モーツァルテウム大ホールにて行われた、ウィーン・オペレッタ・オーケストラのジルベスター及びニューイヤー・コンサートに出演する。1998年9月「夕鶴」モスクワ公演で、‘つう’役に抜擢され、作曲者團伊玖磨氏から大絶賛された。1999年2月アクロス福岡・世界の巨匠シリーズにて、ハイドンの「天地創造」をオンドレイ・レナルト指揮/九州交響楽団と共演、また1999年4月には新国立劇場「こうもり」にアデーレ役で出演、高い評価を得る。2006年9月〜10月には錦織健プロデュース・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ役で出演、同年12月には、デビュー20周年を記念して、紀尾井ホールにてリサイタルを行い、大成功をおさめた。 2007年8月、ニュージーランドにて行われた「ミュージック・フェア・オブ・ジャパン2007」5公演に参加。 リサイタルや主要オーケストラとの共演、オペラへの出演のみならず、テレビ出演等ジャンルにとらわれず幅広く活躍中。 CDは「足立さつき
フォーレ、ドビュッシー歌曲集」(OVSL-00009)と、日本の歌を集めたCD「私のふるさと〜mia casa」(OVSL-00010)がリリースされている。
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家 田 紀 子 (ソプラノ)
東京音楽大学卒業。小澤征爾指揮民音オペラ『スペードの女王』マーシャ役でデビュー。新国立劇場、藤原歌劇団、日本オペラ協会、東京室内歌劇場、日本オペレッタ協会など多くの舞台に出演。ジュゼッペ・タッデイ、レナート・ブルゾン、ルッジェーロ・ライモンディ、ジュゼッペ・サッバティーニ、アンドレア・ロストなど世界の名歌手と舞台で共演。新国立劇場では『カルメン』のフラスキータ、『ドン・キショット』のペードロ、『ナブッコ』のアンナ、『ドン・カルロ』のテバルド、『椿姫』のアンニーナ、『オペラの稽古』のハンヒェンを好演し高い評価を得ている。横須賀芸術劇場25周年記念公演『魔笛』のパミーナ、日本ロッシーニ協会設立5周年記念公演『ランスへの旅』コルテーゼ夫人をはじめ、『蝶々夫人』『トスカ』『カーチャ・カヴァノヴァ』のタイトルロール、『ラ・ボエーム』のミミ、『椿姫』のヴィオレッタ、『カルメン』のミカエラ、『コシ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・エルヴィラ、『こうもり』のロザリンデ、『ファウスト』マルガレーテなど多くの役を演じてきた。音楽を感情によって裏付ける洞察力と演技力に優れ演出家から高い信頼を得ている。たくさんのオペラのレパートリーを持つばかりでなく、東京交響楽団定期演奏会マーラー「一千人の交響曲」をはじめ、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、新星日響、神奈川フィル、大阪フィル、名古屋フィル、関西フィル、広響など多くのオーケストラと共演し、ベートーヴェン「第九」、ヘンデル「メサイア」、マーラー「復活」などのソリストとしても定評がある。NHK-FMリサイタル、ルーマニアにて国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団定期演奏会で『蝶々夫人』、韓国ソウルにて『こうもり』、中国にて上海放送交響楽団定期演奏会でR・シュトラウス「四つの最後の歌」、中国政府主催日中友好30周年記念演奏会で大連に招かれるなど国内外で活躍している。その気品ある豊かな声質とドラマティックな表現で、「声」と「華」を併せ持つソプラノ歌手として、多くの聴衆を魅了している。ソロアルバム『Eternamente〜永遠に』(ピアノ:斎藤雅広/WWCC-7462
ナミ・レコード)をリリース。藤原歌劇団団員、日本ロッシーニ協会運営委員、日本演奏連盟会員。
http://members.jcom.home.ne.jp/ieda_noriko/
市 川 倫 子 (ソプラノ)
東京芸術大学卒業、同大学院修了。浅野千鶴子、戸田敏子両氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科在学中に、毎日学生音楽コンクール東日本第一位となる。1970年二期会オペラ公演「カルメン」のミカエラ役でデビュー、以後R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」の難役ツェルビネッタ、「ルチア」のタイトルロール、「魔笛」の夜の女王、「フィガロの結婚」のスザンナ、「セヴィリアの理髪師」のロジーナ、さらには「ホフマン物語」のオリンピアなどの大役を次々に演じ、我が国のコロラトゥーラ・ソプラノの第一人者としての地位を築き上げる。1973年文部省派遣留学生としてウィーンに留学。帰国後、第93回「毎日ゾリスデン」にてブラームス、R.シュトラウスの歌曲デビュー。1984年ジェラール・スゼー氏に師事。1990年一枚目のCD「ヴェニスの謝肉祭」をリリース、好評を得る。同年11月ピアニストにダルトン・ボールドウィン氏を迎え「デビュー20周年記念リサイタル」を開催。1991年ウィーン・コンツェルトハウスにて、ウィーン・フィル首席クラリネット奏者ペーター・シュミードル氏と共演。1997年カーネギーホール内ウエイル・リサイタルホールでデビュー25周年記念リサイタル。コロムビア・デンオンからCD「いとしの森よ」好評発売中。そのほか、「第九」や宗教曲のソリストとして、またテレビ・ラジオ等でも幅広い活躍を続けている。二期会会員。東京音楽大学助教授。
斉 田 正 子 (ソプラノ)
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程修了、及び博士後期課程修了。1992年3月、東京芸術大学より「19世紀イタリア・ベルカントオペラについて」にて学位博士(音楽)を取得する。1981年、学部在学中に第17回日伊声楽コンコルソに入選。また1982年、新卒業者対象のNHK洋楽オーディションに合格し、「春に巣立つ音楽会のホープ」に出演。1984年、第19回民音コンクール(現・東京国際音楽コンクール)第2位入賞。その後、経団連の国際文化教育交流財団の奨学生として、秋よりミラノに留学する。1985年、第6回イタリア・パヴィア国際声楽コンクール第3位入賞。ヴィッラフランカにおける「リゴレット」のジルダ役でデビューし、ミラノ、パヴィア、モデナ各地でコンサートやオペラに出演する。1986年、第35回ミュンヘン国際音楽コンクール(声楽部門)第2位入賞を果たす。その後帰国し、1987年、東京芸術大学100周年オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」に出演。また同年行われた藤原歌劇団初のオーディションに合格し、翌1988年3月「椿姫」のヴィオレッタ役でデビューする。同年5月にはソニー音楽芸術振興会主催でリサイタルを行なう。またこの年、第2回グローバル東敦子賞、第16回ジロー・オペラ新人賞を受賞。オペラでは藤原歌劇団公演「清教徒」(日本初演)のエルヴィラ、「カルメン」のミカエラ、「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナ、民音オペラ公演「スペードの女王」のリーザ、小澤征爾オペラ・シリーズ「イドメネオ」のイーリア、グローブ座公演「ハムレット」のオフィーリア、モーツァルト劇場「後宮からの逃走」のコンスタンツェ等に出演、1992年には「東京の夏」音楽祭にてロッシーニの歌劇「なりゆき泥棒」(日本初演)のベレニーチェを、翌93年3月には三枝成彰作曲の歌劇「千の記憶の物語」(改訂初演)、7月に吉松隆作曲のネオ・オペラ「セレスタ」(初演)に出演し、それぞれ大いに話題となった。また同年10月には藤原歌劇団公演「ラ・ボエーム」にムゼッタ役で出演し、95年1月には同歌劇団創立60周年記念「椿姫」公演において、ヴィオレッタを演じ大好評を博すなど、オペラ、リサイタル、オーケストラとの共演等で大活躍をしている。この他、NHK−TV「日本のうたふるさとのうた」「ときめき夢サウンド」「歌謡コンサート」等への出演、及びFM放送等での活躍も注目されている。録音は現在、東芝EMIの専属アーティストとして、CD[うるわしき歌声」T、U、V「テンダリー斉田正子〜歌の翼にのって〜」「遠い日の風景〜ふるさと〜」をリリースしている。佐藤陽三、岡部多喜子、東敦子、V.ボローニ、A.ベルトラミ、R.エリー諸氏に師事。藤原歌劇団団員。
柳 澤 涼 子 (ソプラノ)
洗足学園大学から東京芸術大学大学院に進み、イタリア・ミラノのヴェルディ音楽院に留学し、J.アンヴェルト、L.ルチアーノ、O.ミリャコヴィッテ等にも師事した。帰国後、BUNKAMURAオペラ・モーツァルト「魔笛」のパミーナ役に抜擢されて以来、その美しい舞台姿と存在感で、近年最も期待される大型ソプラノとして注目され、二期会40周年記念公演ではワーグナー「神々の黄昏」のグートルーネを好演した。関西日伊コンコルソで第1位(シエナ大賞)を得た他、日伊コンコルソ・日本音楽コンクール・日本歌曲コンクールに次々と入選、また1995年度の日本歌曲コンクールでは第2位に入賞する等、その実力は常に高く評価されてきたが、極め付けと呼ばれている「蝶々夫人」のタイトルロールをはじめ、「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・エルヴィーラ「フィガロの結婚」の伯爵夫人等、持ち前の品格の高さと伸びのある豊麗な声を生かして、数多くのレパートリーをこなし成功している。特に昨年サントリーホールで行われたリサイタル(ピアノ*斎藤雅広)では、堂々たる声の魅力と内容の濃い表現力で、幅広い年代の作品を色合いを変えて十全に歌い込み、さらなる充実ぶりと輝かしさを見せつけて各紙に絶賛された。またヘンデルの「メサイヤ」やベートーヴェンの「第9」のソリストとしても大いに活躍中。海外に於いては90年フィンランドのサヴォリンナ・オペラ・フェスティバル、94年アメリカのインディアナ大学のゲスト・コンサートを行っており、今後の世界的な活動の広がりが大いに嘱望されている。現在、二期会会員、横浜シティオペラ会員、洗足学園大学講師。
寺 谷 千 枝 子(メゾ・ソプラノ)
東京芸術大学卒。同大学院修了。ハンブルグ国立音楽大学声楽科、オペラ科ともに首席卒業。在学中メスフィールド賞を受賞。1980年オランダのセルトヘンボス国際声楽コンクールに第2位入賞。1981年にドイツのブレーマーハーフェン歌劇場にて「バラの騎士」のオクタヴィアンでデビュー。1983年にボン歌劇場と専属契約を結ぶ。1990年よりハンブルグ在住。最近では「運命の力」のプレツィオシルラ、「ドン・カルロ」のエボリ公女などのドラマティックな役にレパートリーを広げている。ハンブルグ国立歌劇場をはじめ、フランクフルト市立劇場、ハノーファーのニーダーザクセン州立劇場、ストラスブールのライン・オペラ、フランスのモンペリエ歌劇場など、ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、ポーランド等で客演を続けている。1990年ニューヨークでアメリカ・デビュー。ポーランドの作曲家グレツキの交響曲第3番をドイツ、アメリカで初演。ポーランドのブレスラウ現代音楽祭にも招かれる。ユーゴスラビアで、大野和士指揮のザグレブ・フィルのマーラーの交響曲第3番を歌う。日本では、1993年に小澤征爾指揮の新日本フィルの「ファウストの劫罰」のマルガリータ、ネッロ・サンティ指揮の読売日本交響楽団の「ファルスタッフ」のページ夫人、東京文化会館でリサイタル。1994年は沼尻竜典指揮の新星日本交響楽団とグレツキの交響曲第3番、エリアフ・インバル指揮の東京都交響楽団とマーラーの交響曲第2番「復活」、ジャン・フルネ指揮の東京都交響楽団とヴェルデイ「レクイエム」、ベートーヴェン「第9」を歌う。1995年は若杉弘指揮のR.シュトラウスの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」、サンティ指揮のヴェルディ「アイーダ」に出演。1997年は湯府院音楽祭、「ドン・カルロ」(大野和士指揮/東京フィル)、清里音楽祭、「ファウストの劫罰」(ジャン・フルネ指揮/東京都響)、マーラーの「大地の歌」(若杉弘指揮/新日フィル)、ベートーヴェン「第9」(シャルル・デュトワ指揮/N響)に出演。現在は演奏活動の傍ら東京芸術大学で後進の指導にも当たっている。
林 美智子(メゾ・ソプラノ)
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東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、及び新国立劇場オペラ研修所第1期修了。02年文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。03年アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」で最高位入賞、これを受けてアテネの野外劇場でのオペラ『エウメニデス』(世界初演)に復讐の女神コルフィ役で出演。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。その存在は早くから注目を集め、02年二期会『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)ケルビーノで鮮烈な印象を与え、続く03年二期会『ばらの騎士』オクタヴィアンでは名演出家G.クレイマーより最大級の賛辞が寄せられた。また同年日生劇場ベルク『ルル』(3幕版/日本初演)では難役を見事に演じ切り、以降も二期会『ドン・ジョヴァンニ』(宮本亜門演出)ツェルリーナ、佐渡裕指揮『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル等、いずれの舞台も一際精彩を放ち喝采を浴びる。06年二期会『皇帝ティトの慈悲』セストでは天才演出家P.コンヴィチュニーから高い評価を得、公演を成功に導いた。オペラ以外では、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマー・フィルとの共演をはじめ、国内主要オーケストラにも数多く招かれている他、チョン・ミュンフン指揮による「NHKニューイヤーオペラコンサート」への連続出演や、林自身のために書かれた林望 作詞、野平一郎 作曲による「演劇的組歌曲『悲歌集』」初演など、活動の幅を拡げている。2006年9月には再度宮本亜門演出二期会『フィガロの結婚』にて当たり役ケルビーノを演じた他、待望の初CD「赤と黒」(ビクターエンタテインメント)をリリース。次代を担うアーティストとして、期待を一身に担っている。二期会会員。 |
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mittyan/ |
柳 貞 子 (メゾ・ソプラノ)
東京芸術大学声楽科卒。1961年スペインに渡り、コンチータ・ハディアに師事。スペイン、ポルトガル、アメリカで多彩な演奏活動を行った。1974年より日本でスペイン歌曲による演奏活動を再開、今日まで、豊富なキャリアを持つスペイン歌曲の第一人者として、高度なテクニックと魂にひびく深くつややかな声で聴衆を魅了し続けている。1989年、「スペインの歌100曲連続演奏会」他のさまざまなコンサートや楽譜出版の他に、レコード録音も数多く、1992年からは自らのプロデュースによるCDを出し、第1作「スペイン黄金世紀の栄光と哀しみ」はレコード芸術特選盤となり、現在までに4作、それぞれユニークなプログラムによる魅力的なディスクを生み出している。1997年1月、スペイン歌曲の日本での普及とその実力を高く評価され、スペイン国王陛下より“文民功労勲章・エンコミエンダ章”を受賞。2000年リリースのアルバムは初の日本歌曲集である。
http://homepage3.nifty.com/canta-yanagiteiko/
河 野 克 典 (バリトン)
山口県出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。ドイツ政府給費留学生(DAAD)
としてミュンヘン国立音楽大学マイスタークラスに学ぶ。その後ウィーン国立歌劇場研究員となる。ジュネーブ国際音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)、ヘルトゲンボシュ国際声楽コンクール歌曲部門第1位、ザルツブルク市賞などの賞を受賞。ライン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、アムステルダム・コンセルトヘボウ、その他ヨーロッパ各地でのリサイタルをはじめ、オーケストラ、そして宗教曲の公演にも数多く出演する。西ドイツ放送協会(WDR)では数多くの放送録音、そしてリサイタル・シリーズを行う。オペラは研究員時代のウィーン国立劇場をはじめ、リヨン・オペラでケント・ナガノの指揮のもと「蝶々夫人」のヤマドリなどに出演し、95年の国連50周年記念「サンフランシスコ公演」にも参加している。イタリアではカリヤリの劇場で「友人フリッツ」のダヴィドを、オランダでは演奏会形式オペラ「御代官様」(ヴォルフ作曲)のT・ルーカスを歌う。日本国内ではソニー音楽芸術振興会主催の「Performance
Today」でデビューリサイタ ルを、NHK交響楽団の定期演奏会には若杉弘氏の指揮でマーラーの「さすらう若人の歌」
を歌いデビュー。新日本フィルハーモニー交響楽団、 日本フィルハーモニー交響楽団、新星日本交響楽団などの定期演奏会や「第九」のソリス
トとして、また指揮者大野和士氏とは東京フィルハーモニー交響楽団の「オペラコ
ンチェルタンテ・シリーズ」や定期演奏会に出演。モーツァルトの「魔笛」でパパゲーノ役を国立劇場公演で演じる。そしてシュトラウスの「無口な女」理髪師役を、99年東京フィルの「オペラコンチェルタント・シリーズ」、02年3月東京オペラプロデュースの劇場公演でも歌う。01年7月には新国での藤原歌劇団のオペラ「イル・カンピエッロ」で騎士アストルフィ役を歌う。01年10月にはクルト・マズア指揮ロンドン
フィルハーモニー管弦楽団「第九」公演のソリストをつとめる。これまでに小澤征爾氏、大野和士氏、ケント・ナガノ氏、沼尻竜典氏、オリバー・ナッセン氏をはじめ内外の指揮者と数多く共演。現在、横浜国立大学教育人間科学部助教授としての後進の指導、そして朝日新聞社の「CD視聴室」の選者としても活動をする。
http://www.k-kono.com/index.htm
宮本益光(バリトン)
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東京藝術大学卒。同大学大学院修士課程、博士課程修了。論文「オペラの日本語訳詞、その方法論」にて学術(音楽)博士号を取得。友愛ドイツ歌曲コンクール学生の部第一位。奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞受賞。第69回日本音楽コンクール入選。国際モーツァルトコンクール派遣者選考会にて優秀賞受賞。オペラでは1996年に「ドン・ジョヴァンニ」マゼット役でデビュー。その後1997年「ラ・ボエーム」のショナール、1999年、2000年「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロール、2001年東京室内歌劇場公演の「ヴェニスに死す」旅人他一人七役、2002年新国立劇場小劇場シリーズで原嘉寿子「シャーロック・ホームズの事件簿」タイトル・ロール、同年
三善晃「遠い帆」徳川家康役、2003年には新国立劇場で「アラベッラ」、東京室内歌劇場でのアンドレ・プレヴィン「欲望という名の電車」(日本初演)でスタンリー役などに出演、古典作品から現代作品、邦人作品までそのレパートリーは幅広い。また2004年7月には宮本亜門演出の「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロールで二期会デビューを果たし、高い評価を得た。コンサートでも「第九」をはじめソリストとして活躍。2004年には読売日響「カルミナ・ブラーナ」での演奏が好評を博し、日本テレビ等でも放映された。また「題名のない音楽界21」、「わがまま、気まま、旅気分」、「名曲リサイタル」などテレビ、ラジオにも出演。2005年「テレビ愛媛25」を受賞。その他オペラの日本語訳詞上演について研究しており、これまでに「カルメン」、「ドン・ジョヴァンニ」、「奥様女中」の新日本語訳詞を、2003年には藤沢市民オペラの「地獄のオルフェ」の新日本語訳を発表した。単に演奏だけに留まらぬ多彩な才能を発揮している。聖徳大学非常勤講師。日本声楽アカデミー会員。二期会会員。
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http://yaplog.jp/son-net/
http://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/miyamoto_masumitsu/#profile |
池 田 直 樹 (バス・バリトン)
東京芸術大学卒、同大学院修了。中山悌一、小島琢磨、ハンス・ホッターの各氏に師事。第10回東京国際コンクール2位受賞。第7回ジロー・オペラ賞受賞。1980〜81年、文化庁芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。オペラでは「フィガロの結婚」のフィガロ、「コシ・ファン・トゥッテ」のドン・アルフォンゾ、「ドン・ジョヴァンニ」のドン・ジョヴァンニとレポレロ等のモーツァルトの作品を中心に、「ローエングリン」の国王ハインリッヒ、「タンホイザー」の領主ヘルマン、「ジークフリート」のヴォータン等、ヴァーグナーの作品にも重厚な役で出演したほか、「こうもり」「メリー・ウィドウ」「チャールダーシュの女王」等のウィンナー・オペレッタの公演においては、軽妙な演技で喝采を浴びる等、様々な役柄を巧みに演じ分け、評価は高い。独唱会も1976年のシューベルトの「冬の旅」を最初に、「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」、シューマンの「詩人の恋」、バッハの「カンタータの夕べ」等で、回を重ねている。また、在京、地方の主要なオーケストラに招かれ、多くの宗教的作品や、ベートーヴェンの「第9交響曲」等の独唱を務めた他、NHKのFM放送や、創作テレビオペラにも多数出演し、いずれも好評を得ている。また、サロンコンサート等の独自の多彩な企画でも注目を集めているが、近年、オペラの制作者、演出家としても活躍し、「サムソンとデリラ」「奥様女中」「魔笛」等の作品を制作した他、1991年、1995年の「チャールダーシュの女王」の公演においては、台本、作詞、演出を手掛け、さらに1996年には「コシ・ファン・トゥッテ」、1997年には二期会公演「フィガロの結婚」を演出し、独創性の高い新鮮な舞台により、演出家としても注目を集めている。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~NCP_nikikai21/
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